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くるりについて

About

くるり
オープンのきっかけ

What made me open Café Stand Kururi?

2016年に犬島と出会い、19年に生まれ育った大阪から犬島に移住。
“カフェスタンドくるり”オープンに至った経緯を簡単にご紹介。

犬島の現状と何気ない気付き

 かつて採石業と銅製錬の隆盛を誇った犬島は、近年では現代アートを通じての地域活性化の場として、年間数万人の観光客が訪れる島となりました。釣りやカヤック、キャンプなど、アート鑑賞以外の目的で来島される方も多数いらっしゃいますが、アート施設の休館日には飲食店も全て定休という実情があります。そんな日に1つでもお店があると、犬島にとってポジティブなことかな〜と感じたのが始まりです。

 また、日頃お世話になっている島民は、島民同士や観光客とお話をするということが日常の楽しみでもあります。美味しいものを提供したい気持ちはもちろんありますが、島民・観光客・仕事関係者などさまざまな人が交流できるような場を作りたいなと考えました。

人と人との繋がり

 そこで、人の交流する風景が行き交う人の目に留まるように、人の往来が多い立地にキッチンとなる小屋を作り、全て屋外席とすることに決めました。お店のロゴには、アルファベット表記された店名”kururi”が人の顔を形づくり、人々が会話する様子を表現しました。

 “カフェスタンドくるり”は人と人を繋ぐ手段に過ぎず、これを皮切りにさまざまな展開を計画しております。カフェオープンにご協力いただいた友人・知人の方に感謝申し上げるとともに、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

DIYキッチンが
出来るまで

How was the Kururi kitchen built?

DIY初心者の私が、キッチンとなる木製小屋を完成させるまでの約半年間の道のり。
島民の知恵を借りつつ、土台作りから仕事の合間を縫ってほぼ一人で完成させました。ご来店の際はぜひじっくり見てみてください。

①基礎作り・床張り

何重もの工程のある土台作り、寸法通りの木材カット技術を必要とするフレーム作りなど初めて聞く言葉も多く、建築家の凄さを再認識しました。

②壁作り・屋根設置

犬島は靴にカビが生えるほど湿度高め。内壁には念には念を重ねて厳重な湿気対策を。 板の重なり合った外壁は「鎧張り」という技法。小屋で一番の自慢です。

③内装仕上げ

内装工程では、近年のDIY流行のおかげで便利グッズが手に入りました。 資格が必要な電気工事は地元の電気屋さんに依頼。自分がここまで作り上げた小屋に電気が通った瞬間は感動でした。

6ヶ月半かかりやっと完成。ここでは簡単に書いていますが、まだまだ話し足りません!ご興味ある方はご来店の際ぜひなんでも聞いてくださいね。

DIY初心者の私でしたが、最終的な感想は「やれば何でもできる」ということ。何事もやる気次第で頭を働かせ創意工夫し、結果は自然についてくるのだと思います。これからもやると決めたことには自信と責任を持ち、さまざまなことに挑戦していきますので、今後の展開も乞うご期待!